人口がここのまま毎年千人減少するならば、宇部市の行政規模(施設や人的サービス)はそれ相応に縮小しなければいけません。 一番気になるのが、現在建設中の市庁舎の規模です。約18,000uですが、これが決まったのは5年前の新庁舎建設の基本構想です。約17万5千(基本構想以前の人口を基準にしている)から約16万6千に減少しています。完成の3年後はあと3千人も減るかもしれません。人口がどんどん減っていくことを想定していません。 基本構想から基本計画、基本設計、実施設計という流れできました。実施設計はこの3月末に完了します。次は工事着工です。一期工事は平成31年度に始まり33年春に完工します。その後、現庁舎を解体し二期庁舎の建設です。 議会は、港町庁舎にある教育委員会を本庁舎に取り込むことを要望しました。人口が減少した場合、外部の市役所を本庁舎に統合する可能性を加味して18,000uでも認めるという議論でした。 まだ二期庁舎が具体的にどのように使われるかまだ議論されていません。市民交流スペースというコンセプトだけ説明を受けました。建てると決まっているからといって、具体的にどう使うかの計画なしで建ててしまっては市民が納得できるでしょうか。だから、当然議会で予算を審査するときには議論になります。建設予算審査はこれから議会の仕事です。 大事なことは、二期庁舎がなぜいるかという議論です。十分時間はあったのに議会に否決してくれと言わんばかりの進め方です。 |
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