検察庁は、神戸海上保安庁保安官の逮捕をしない方針を固めたそうです。とりあえず、この国に正義が残っていたことをほっとします。大岡越前の出番を待つ心境です。 この事件は、国家機密漏洩が許されるかどうかというものではありません。機密漏洩はいかなる理由があっても許されません。それにより、多くの人命や財産を失うことがあるからです。 しかし今回の場合、ほとんどの海上保安庁職員が証拠映像を見ることができ、一部の国会議員にも公開できてぺらぺらしゃべっている状況で、こんな機密といえるかどうかわからない情報を職員が政府の許可なしに世界中に公開したという話で、日本政府の主張が正しいことを証明できて面目を保ったというできごとです。中国がもっとも嫌う「メンツをつぶされること」は、そももそも日本政府が事件直後に公開しなかったことに起因します。 政治主導と言いながら、実際やっていることは、「現地の検察が判断して、中国人船長を釈放した」とか「海上保安官が勝手に公開した」とか、本来の政治で解決すべき問題から政治が逃げて官僚に責任転嫁しています。 政治をすべて国益優先で考えたとき、どの考えが国益にかなうかです。「目先の国益は考えていない。それを柳腰」(仙石官房長官)というなら、何もかも失ったあと柳腰が評価されても手遅れです。相撲で言えば、力いっぱい押している状態が、国と国の安定です。それが崩れれば不安定になり、土俵を割ることになります。土俵を割ってから、何を言っても勝負あったで後の祭りでしょう。 今回の騒動で、民主党には外交能力がないということが、日本のみならず世界中に知れ渡ることになりました。この民主党政権で、日本の領土はすべて終わってしまう恐れがあり、早く止めないと、仙石の左派政権でいっきに(経済戦争でも)日本敗戦の恐れが出てきました。 APECのホスト国のトップである日本の総理に、首脳会談を申し入れる国がないというのも常識では考えられません。日本が無視されています。今の政権が、世界各国の相手にされていないというのが事実でしょう。 |
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